須磨寺①〜平日の須磨寺散策〜

「鯉見るのー!」と子供が暴れるので、須磨寺へ。

須磨寺の仁王門を通過してすぐのところに観音池という通称「亀の池」があります。亀もたくさん生息しているのですが、大きな鯉も気持ち良さげに泳いでいます。

この日は亀はどこかに隠れているようで、あまり見られませんでした。夏の暑い日などは「え、こんなにおるの?!」というぐらいの亀が現れます。

階下からお堂を見上げる。

古びた空気感と静謐さのなかにいると、精神がいい感じに落ち着きます。

手水で手を清めて口をすすぐ。

この作法は3歳児にもぎりぎり通じ始めました。

線香が3本10円で提供されています。

そちらをいただいて、火をともして巨大線香立てにさし、煙をチビたちの頭にあおぐ。「頭がよくなーれ〜」「頭がよくなーれ〜」と言いながら。

須磨寺から徒歩10秒の須磨寺公園。

須磨寺公園

子供が大暴れしても安心してほったらかせる敷地です。好きなだけ暴れてくれ。

どこの木のそばにいけばドングリが落ちているかチビたちはよーく知っています。 今は、滑り台より、ブランコより、ドングリが最高みたいです。須磨寺公園の中にある木々は多くが桜です。しかし、どれがドングリの木かピンポイントで知ってるみたいですよ。そんなことだけ覚えるのが早い笑。脱いだ靴下にぱんぱんにドングリを詰めています。それ、どないすんねん笑。

お寺でも神社でも、まわりを木々が取り囲んでいることが重要です。自然に囲まれているからこそ神も仏も気持ちよくそこにいて下さるのです。

松尾芭蕉が詠んだ一句・・

・・・須磨寺や 吹かぬ笛ふく 木下闇

最後のは「こしたやみ」と読みます。木々の元の暗闇という意味ですね。

・・・須磨寺の木々の闇のなか佇んでいると

聞こえるはずのない笛の音が聞こえてくるようだ・・・。

その昔、合戦のさなかの夜。16歳の少年、平敦盛が吹いた笛の音色が、兵士につかのまの安らぎと感動を与えました。その翌日に平敦盛は首を落とされ、笛の主人であることに気づいた敵兵が涙を流すという平家物語の現場。木々が生い茂っていて、木漏れ日どころかもはや闇。そんな中だからこそ松尾芭蕉の耳には笛の音が錯覚されたのです。

松尾芭蕉は、木々に囲まれた須磨寺近辺を汗をだらだら流してまわりました。ここに義経がいたんだろうか。ここに敦盛が運ばれたんだろうか。歩きまわり、敦盛の墓のまえでは感極まって涙したといいます。

平家物語のなかの「敦盛最後」という一幕はヤバイです。ただの可哀想な物語ではありません。敦盛を含めて3名の登場人物の全員が鬼神です。

・売られた喧嘩を負けると分かっていて受けて立つ平敦盛。

・普通にいけば負ける戦も、戦略と勢いで圧勝にもっていく源義経。

・勝つことの苦痛と正面から向き合う熊谷直実・・・。

私たちもちゃんと歴史を伝えられるオヤジになりましょうね。

須磨寺には敦盛の首塚があり、私たちに成り代わって僧侶がお祈りしてくれています。

大池

こちらは須磨寺の南東1分のところにある大池。鯉がたくさん泳いでいます。ドングリを数個ほど靴下からだして与えていました。いや、それは食わんぞ笑。

自然と歴史いっぱいの須磨寺と参道筋にどうぞ気軽にお越しください。

皆さまのご来訪を心からお待ちしております。

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