須磨寺を初めて訪れた方は大概こう口にします。
「めっちゃデカイ寺やな」
と。そう言われてみると、たしかに外部からドドーンと目立つような作りにはなっていません。ここまで奥行きがあるということが分かり難いようです。その全貌を把握している人はなかなか少数派なのではないかと思います。めっちゃデカイ寺です笑。
参加型のお寺で、自由に鐘をつけたり、散歩がてら護摩行に参加したりできます。子供の情操教育や日々の気持ちを整えるために是非お立ち寄りいただきたいスポットですよ(^ ^)
「寺院の宣伝」というのも違和感があるかもしれませんが、神戸須磨のすばらしい歴史遺産をもっと知っていただきたいなぁという気持ちです。懐の深い伝統宗教ですので宗派が違うとかで入れないなど1mmもありません。どうぞバンバンお立ち寄りいただきたいです。
とはいえ、地元の民ですら須磨寺のことをよく知っていないのが現実です。
知ったほうがいいです。
そのために須磨寺前商店街で企画しておりますのが「須磨寺ツアー」
現在2回目を企画中です。
我々須磨寺前商人ですら、お大師さんの日にいったい何をしているのかとか、源平ゆかりの古刹といっても源平と一体どういう関係があるのとか、お参りといっても基本的に何をすればいいのとか、全然知らないんですよね。
お賽銭いれて手を合わせて、一体何してるん?
子の親にもなってビシッと伝えられない、これでは話にならない。何を信仰している云々以前の常識。「キリストさんって何なん?」「知らん」子から問われてこの返答では恥ずかしいのと同じようなレベルの話です。
そんな動機から、須磨寺さんのことや、お参り一般のことをちょいと学ぼうというイベントが先日須磨寺ツアーの1回目が企画されました。

第1回のチラシがこれです↑
(ダサいですね〜)
まずは近隣の商店主から須磨寺のことを学ぼうという趣旨でしたので、ほぼ参道沿いの商店主やその社員で参加者を募りました。やっつけ感満載のチラシでしたが、内容が皆さん興味のあるところだったので非常に積極的に参加していただきました。結果は「めっちゃ面白い」
「知らないことばかり」
須磨寺におんぶにだっこの須磨寺商人ですら何も知らないわけです。
かくいう私も全然知らないことばかりです。個人的に特に知りたかったのは、須磨寺固有のことだけでなく、お施餓鬼と護摩木の違いや、賽銭入れて手を合わせて一体何してるん?の部分ですね。子供に伝える言葉が欲しかったのです。お寺さんからしたらあまりにも当たり前のことすぎると思うんですが、私のような明確な信仰心もなければ文化も伝統も知らない民は、本当にびっくりするぐらい何も知りません。
「お大師さんに来てる人たちは何してるんですか?」
お寺さんからしたらバカみたいな質問にも、陽人さんが0から丁寧に教えてくださいました。
これは面白いなぁ。めっちゃ必要やなぁ。
なんで自分たちが幼少のころはこういったことを教えてもらわなかったのかなぁ。
第2回は主たる対象を「近隣住人」にしようと考えています。
陽人さんは言うまでもなく有名人ですが、近隣住人のなかでは「あれが噂の陽人さんかぁ。ふーん」という程度のものだったりするんですよね。特に天ペロの社員のように携帯電話といえばLINEと電話とたまにメールを使うのみ、という感じだと、アンテナに引っかかってこなかったりするんですよね。
本当の意味で地方創生しようと思ったら、地元の民一人一人が地元の魅力の伝道師になるのが望ましいです。じゃないと所詮はイベント会社の企画モノで終わります。
ジモッティーに陽人さんを知ってもらいたいと同時に、須磨寺は陽人さんだけではないといことも知ってもらいたいですね。陽人さんが活躍できるのも住職の小池管長がずっしりと構えてくれているからであったり、須磨寺の深い歴史が背景にあるということに触れていただきたいです。
わしら須磨人。地元を盛り上げましょう!