神戸・須磨寺門前町にてかりんとう饅頭を製造しております。神戸天ペロ井上です。
お客様に喜ばれるお菓子創りを追求し
神戸・須磨寺門前町を起点とした地域の魅力をお伝えしていきます。
当店から須磨寺までは徒歩3分の距離。
しかし須磨寺の「奥の院」までは徒歩20分以上はかかります。
今日は奥の院を巡ってきました。
初体験です(^ ^)
行こう行こうとずっと思っていてようやく叶いました。
地図でいうとココ。
裏手の山をぐいぐい登ったところ。

山の中腹にある奥の院。
須磨寺に親しんでいる人でもなかなか行かない。
なんてったって「奥」の「院」ですからね〜。

奥の院を攻めるなら、まずこの寺務所に寄る。
この札(200円)を購入する。
寺務所に入って「奥の院いくんですけどお札を〜」と呟けば購入できます。
この札を御賽銭の代わりに使用します。
十三の仏と七福神(合計20)を巡る山登り。


山を巡りながら石碑に札を入れていきます。
うちのおチビさんが恵比寿さんの石碑に札を入れました。
石碑の脇に「オンロキャロキャキャラヤソワカ」
よくわからない仮名。
これは「真言」と呼ばれるものです。
奥の院巡りは、真言を唱えながら行うハイキング。
恥ずかしがらずに手を合わせてこの真言を唱えるのがポイントです。
ま、私も初体験ですけどね笑。
では「真言」とはいったい何ぞや。
これは、ざくっと言うと古代インドの仏教語の「音声」そのもの。
意味が深いために日本語に訳せなかったそうですよ。
つまり「カワイイ」が英語圏でそのまま通用するのと同じです。
カワイイは、prettyでもないしbeautifulでもない。
清少納言は「小さきものはみな美し」と言っていますが、smallでもない。
カワイイは、カワイイだ。
そのまま「カワイイ」でいこう!
これと同じで
「オンロキャロキャキャラヤソワカ」は「オンロキャロキャキャラヤソワカ」でしかないんだから「オンロキャロキャキャラヤソワカ」でいこう!となりました(^ ^)
これが真言です。
ほんとうの意味については、今後の人生ですこしずつ理解するとしましょう。
今はごちゃごちゃ考えずにクリアな気持ちで唱えれば良し。
オンロキャロキャキャラヤソワカ〜。
真言は、唱えることに意味があるとされています。
私のような民にぴったりのルールです笑。


オンアロリキャソワカ〜
まあ、たぶん、「感謝しとるで」とかそんなニュアンスでしょ。
このようにして山を巡りながら20の石碑の前にたち、真言を噛みながら唱えて札を入れていきます。ささやかな達成感がひとつずつ蓄積されていくハイキング。
兄のほうはこんな感じ。
ドングリマイスターの血がさわぐ。

そう簡単には登ってくれませんね。
今が旬のようで、茶色く色づいた「THEドングリ」が際限なく転がっています。今日は袋にパンッパンにしていましたよ。
あらかた石碑を巡ると、奥の院にいたる最後の道が現れます。

ラスボス感。
階段を上っていくと、奥の院が出現しました。

こんな山の中にこんな立派な寺院があるとは。きちんと清掃されており美しかったです。弘法大師が祀られております。

弁当持参でハイキングのつもりでしたが、ちょっとこの雰囲気の前では食べられないですね笑。富士山頂でふざける気になれないように、ここではやっぱり弁当食べれませんねぇ。
日曜日の11時に頂上に到着すると素敵なことがあるみたいです。次回またチャレンジしてみたいと思います。
巡れば巡るほど奥が深い須磨寺です。
しかし
「須磨寺がどれだけ栄えても須磨寺は栄えません」
というのが小池陽人副住職の言葉。
真言なみに奥深い・・・さすがです。

小池副住職
とはいえ、その意味するところは、「①須磨寺に行ったから、②ついでにあの店でぜんざいを食べよう」とか、「①須磨寺参りの帰りには、②あの店の看板娘としゃべろう」といったダブルパンチがあってはじめて本気で支持してもらえる、というところなんじゃないかと。
勝手に解釈しています。

ダブルパンチになれるよう精進しよう。
こつこつとお菓子創りに向き合っていきます。

須磨寺門前町も巡っていただければほんまに楽しいですよ。
こんなお店があったんだと
楽しい発見ができる通りです。
名物オヤジのオンパレードですので、私も楽しみながら紹介していきます(^ ^)