せめて現金を盗んでくれ

岩手県紫波町のリンゴ農園からリンゴ6,000個が盗まれたと。今朝そんな記事を見ました。

リンゴの品種はシナノゴールド、当店でもかき氷のシロップに使用していましたね。

被害総額120万円だそうです。

当然ながら、すごくイライラします。リンゴを盗むなよ。善良な生産者が落ち込んでいる姿を見ると、無性に心が乱されますね。

しかし、これはナゼ?

120万円の「現金」が盗まれた・・・という事件だと、こういうイライラはないような気がします。もちろん可哀想ですけど。

なぜ現金よりもリンゴが盗まれたほうが心が乱されるのか・・・。

はっきり言って被害者の立場からすれば、現金が盗まれるほうがダメージは大きいです。

商品が盗まれた場合、その商品を売るためのコストからはもう解放されます。そして現金さえあればまた商品を作ることができます。

対して、現金が盗まれてしまうと、在庫が現金に変わるまでの間に倒産するかもしれません。売るにも人件費がかかります。売ることは簡単ではないです。賞味期限もあるから一気に売らないと厳しい。そういった点から商品を盗んでくれたほうが、だいぶマシ。

にもかかわらず、「120万円の現金が盗まれた」よりも「120万円分のリンゴが盗まれた」のほうがイライラする。

これは間違いがない感情。

いったいナゼ?

そんなことを頭のすみっこで考えつつ、今日も饅頭作りにいそしみました。

(ナゼに対する答えはなし!笑)

製造することは楽しいです。

お菓子を開封していただいた時に笑顔があればいいなと、思うことはそれだけです。

贈りものや土産として使っていただくことが多く、遠方に発送することも毎日のようにあります。

商品は我が子のようなもの。

我が子には恥をかかせられないので1mmでも美味しくしてあげないと。私が知らない所まで饅頭がひとり歩きしていって、喜んでいただけたならもう言うことはありません。饅頭ひとつひとつに、ほんま、よーがんばったなぁという感じですよ。

きっとリンゴ農園の方も食べた人の笑顔を想像していたんだろうなぁ・・。

神戸天ペロの工場の裏にも小さい畑があって、スタッフの娘さんがキュウリや唐辛子を育てたりしています。激しい雨の日などは気になってやはり見に来ていますから、無事育ったときはけっこうまじめに嬉しいんですよね。盗まれたら、いやいや、なんでこれを盗むのよ、と思います。

リンゴ農園の方もダメージは大きかったでしょうが、今後リンゴを使うときは岩手県紫波町のシナノゴールドを率先して使うようにします。とはいえ、仕込み時としてはもうそろそろですね。ぼちぼち進めていかないと。

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