「草原に5歳の君をよびだして遊ぼう大人の君に内緒で」
今朝の新聞に載っていた歌。57577です。
サクッと心につき刺さりました。
約18,000種の短歌のなかで最優秀賞として選ばれたものだとか。
楽しいとも寂しいとも感じる歌。
カワイイとも感じるし、どことなくノスタルジックでもある。
こういうのに弱いんだな、おっちゃんは。
朝からじわりと余韻が残りました。
すると、どうなるか?
仕事ガンバローとなる笑。
やる気というのは論理では生まれないもの。日々の感動というと大げさですが、今日はおかげさまで心が軽かった。さあやろう、さあやろうと前倒しで動けた気がします。長文よりも、たった一行の短歌が響く。こちらの行動にも影響します。これだから芸術はすごいんだな。
自分たちも本物を提供したい、と改めて思いました。
感動こそが行動の源泉。ならば自分たちも人の心にサクッと突きささるかりんとう饅頭をつくってやろうじゃないの。綺麗な和菓子は作れません。茶色くて丸いやつしか作れません。だったらここに全部を入れるしかないですよね。

茶色くて丸いなぁ。
人生で極められるものが幾つあるかわかりませんが、かりんとう饅頭だけはなんとか極めたいところ。自分たちもまた作り手として、ひとつの饅頭がひとつの短歌に匹敵するつもりで向き合っていこう。また職人魂に火がついてしまった・・・・笑。たぶんこれは当分続きますね。
「草原に5歳の君をよびだして遊ぼう大人の君に内緒で」
時空を超える感じがすごくいい。
作:長塚貞・・・どこのどなたかは存じませんが、神戸須磨のとある饅頭屋の記憶にはしっかり残りました。
もし、神戸にお越しの機会があれば、どうぞ須磨寺という寺院にお立ち寄りください。源平ゆかりの古刹です。
須磨寺は、昨年あまり紅葉が見られませんでしたが、今年は綺麗な紅葉が見れそうな気配です。




本格的に紅葉したらとても映えますよ。
松尾芭蕉をはじめとして名だたる歌人が訪れた(時には住んでいた)お寺でもあり、あちらこちらに歌の跡が残されてもいます。必ずや創作の肥やしになります。
須磨寺は、山陽須磨寺駅から北へ、一本道。
まっすぐズドーンです。
その一本道が参道として門前町となっており、約50軒の商店が並んでいます。ひと癖もふた癖もある名物オヤジのオンパレード。
私もそんな中の一匹。
どうぞ須磨寺散策のついでにお立ち寄りください(^ ^)
当店はかりんとう饅頭専門店として2008年に開業した神戸天ペロという店です。天ペロというのはポルトガル語のtemperoから当て字したものでして、天ぷらの語源と同じです。かりんとう饅頭も揚げるものだからです。寺(temple)の参道という意味もあります。


現在はかりんとう饅頭だけではなく、おはぎや善哉などもお作りしており店内で楽しんでいただけます。
